喰霊-零-


遅くなりましたが第9話の感想なんぞ。

とうとう黄泉が殺生石に飲まれて悪霊となってしまう下り。冒頭の病院のシーン、正直「生きてたのか!」と思いましたよ。前回の終わり方で、あのまま三途河に殺生石を埋め込まれて多少はあった嫉妬心や妬みが石の力で増幅されて・・・と割と黄泉主導じゃない流れを想像していたので今回でさらに黄泉を追い詰めるような展開になるとは想像できませんでした。義父の奈落が死んでからの展開でも相当きついのに、、冥に自ら手を下してしまったことで更につらい状況に。。。正直見ていられない。そして声が出せなくなったという設定がまた、声優の水原薫の演技でもあるんだろうけど痛々しくて寂しくて孤独で、色々なものが伝わって来ました。絵も声が出ないなりに顔を向けたり目がきょろきょろ動いたり、室長の質問のシーン以降の指の動きとか色々な部分で感情が表現されていたように思う。つらい事があって、自分が少しずつ孤独になっていく中で得らていた唯一の温もり=神楽との夜のシーンは百合を越えて静謐さがただよってましたな。だからこそ神楽が黄泉の心に疑問を持ってしまい駆け出すシーンが際立ったともいえるが。そして最後に三途河が殺生石を黄泉に与えるシーンがエロいというか艶かしいことといったら(苦笑)。声が出ないって想像を掻き立てられるよな。正直なんで2話の最後位まで憎しみにたぎるのか今でもわかりませんが受け入れてしまったらあとは突っ走るのみ?で感情がコントロールできなくなるんだとしたらアリかなと思うようになって来ました。